交流の実効値について(その2)

前回記事で下式を導出しました。
$$P=\frac{V_pI_p}{2}=\frac{I_p^2R}{2}=\frac{V_p^2}{2R}$$
以下のように変形できます。
$$P=\frac{V_p}{\sqrt{2}}\frac{I_p}{\sqrt{2}}=\left(\frac{I_p}{\sqrt{2}}\right)^2R=\left(\frac{V_p}{\sqrt{2}}\right)^2\frac{1}{R}$$

したがって実効値を
$$V_e=\frac{V_p}{\sqrt{2}}\\I_e=\frac{I_p}{\sqrt{2}}$$
とおくと、消費電力は
$$P=V_eI_e=I_e^2R=\frac{V_e^2}{R}$$
となり、交流の消費電力を直流の場合と同様の式で考えることができます。

これが実効値の考え方です。
今までは何となく波高値を\(\sqrt2\)で割って実効値を求めていたかも知れませんが、これからは実効値計算の考え方について意識してみてはいかがでしょうか。

今回は短いですがここで終わります。
次回は位相差がある場合の電力について考えていきます。

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