H27管理計測問4-1その3(放射線取扱主任者)

参考書等に載っているスミア法の公式にそのまま値を入れるだけだと、応用が効かないので一つ一つ分けて考えていきましょう。

まず、得られた計数率からバックグラウンド計数率を除くことで、正味計数率が得られます。
$$380-80=300[cpm]$$
答えの単位は\(Bq\cdot cm^{-2}\)ですので、忘れる前に\(Bq\)すなわち\(Count\cdot s^{-1}\)に直しましょう。
$$\frac{300[Count\cdot m^{-1}]}{60[s\cdot m^{-1}]}=5[Count\cdot s^{-1}]$$
(単位の変換は忘れなければいつやっても良いのですが、筆者はできるだけ最初に単位を確認して、必要があれば最初のうちに直すようにしていました)

機器効率が0.4というのは、スミアろ紙から放出されたβ線のうち、測定器に入射し、かつ検出されたものの割合が0.4であるという意味です。
線源効率0.25というのは、スミアろ紙全体で発生するβ線のうち、表面から外に放出されるβ線の割合が0.25であるという意味です。
したがって、上記2つの効率で正味計数率を補正をすると、スミアろ紙のβ線の放射能は下記のようになる。
$$\frac{5}{0.4\times 0.25}=\frac{5}{0.1}=50[Bq]$$

ふき取り効率が0.5であるというのは、汚染部分に存在した核種のうちスミアろ紙でふき取れたものの割合が0.5であるという意味です。
よって、汚染部分の元々の放射能は、
$$\frac{50}{0.5}=100[Bq]$$

ふき取り面積が\(100[cm^2]\)ですので、単位面積当たりに直すと、
$$\frac{100[Bq]}{100[cm^2]}=1[Bq\cdot cm^{-2}]$$

よって解答は「2 1.0」となります。

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