H30年管理計測問1-2その1(放射線取扱主任者)

今回はこの問題について解説していきます。

放射線計測学におけるフルエンスは下記のように定義されます。
$$\Phi=\frac{dN}{da}$$
ここでNは断面積aの球に入射する粒子の数です。

放射線取扱主任者試験では、一定の方向から入射する放射線について考える場合がほとんどですので、単純に「単位面積当たりに入射する粒子数」や「入射粒子の密度」と考えて差し支えないと思います。
というか、入射方向が一定であれば、球で考えようが面で考えようが同じ値になります。
しかし、あくまでも定義は球の断面積で考えますので、定義は定義としておさえておいてください。様々な方向から入射する放射線について考える場合は、球で考える必要があります。

フルエンス率は単位時間当たりのフルエンスです。
$$\dot{\Phi}=\frac{d\Phi}{dt}$$

今回の問題では点線源に対するフルエンス率を求めたいので、球面上に入射する中性子数について考えます。
半径rの球の表面積は\(4\pi r^2\)ですので、中性子フルエンス率は、
$$\frac{4.0\times 10^6[s^{-1}]}{4\pi\times 75^2[cm^2]}=56.5\cdots[cm^{-2}s^{-1}]$$
イの解答は「5、\(5.7\times 10^1\)」となります。

ちなみに、私なら下記のように概算します。
$$\frac{4.0\times 10^6}{4\pi\times75^2}=\frac{2^4\times10^2}{\pi\times3\times3}\\=\frac{160}{\pi\times9}\times10\approx\frac{160}{3\times10}\times10\approx53$$

次回は(ウ)について考えます。

タイトルとURLをコピーしました